日本の伝統的な民族服である着物ですが、着る機会というのは案外少ないものです。
今の時代、まず着物に興味を持つ若い人が少ないわけですが、成人式のときに着たことがある程度…という人も多いと思います。
普段着物を着て歩いている人を見たら、大体が御年輩の方だったりします。
上品で清楚で、日本本来の美しさが着物にはあると思うのですが、着付けや保管の面倒くささが若者には敬遠される理由の一つだと思います。
ただ、気軽に洋服感覚で着られる…といった商品もありますが、そうなると着物の持つ良さが失われてしまうという難点もあります。
そして良い物は高い。
この一言に尽きるのかもしれません。
私も三十代になってようやく着物の良さを理解しつつありますが、やはり高額で購入するには至りません。
安い物ももちろんありますが、着物を普段から着ている人の目が怖くて買えないということもあります。
どうしても、着物を好んで着ている人の上質な着物との格差があり過ぎるので、そういった部分でも気軽に着られないイメージを払拭できずにいるのです。
ですがとある観光地でレンタルでそんなに高くは無いアンティークの小紋を着たのですが、実際に着て歩いてみるとそんな先入観はどこかへ飛んで行ってしまいました。
本来着物は日本で普段から着ていた物です。
着る側の人間がもっと気軽に考えれば、着物がより身近な存在になるのかもしれません。